女王の帰還

ニッポン中を感動させたクイーン荒川静香が、
成田空港に舞いおりた。

「舞いおりた」という表現がふさわしいのです!
金メダルを手にしてからの彼女は、喜びの中にも、
普段とかわらない落ち着き。そして、さらに増す威厳。

ティアラを載せた姿は、まさに女王です。
ギャラリーが思わずひれ伏してしまうくらいの輝き!OH!すばらしい!


空港で若い女性の一人に、インタビューした。

「荒川静香さん、どうでしたか?」

「金メダルをとってぇ、うれしいのがぁ、すごい顔に出てましたぁ」


ああ、嘆かわしい。なんでもかんでも、「スゴイぃ、スゴイぃ」って。
せめて「すごく」でしょ?

すごい【凄い】(形容詞)①恐ろしい。ぞっとする。
②程度がはなはだしく、驚いたり感心したりする気持ちだ。
③(俗語)「すごく」の形で、とても。たいへん。



スゴイ顔なのは貴様だ!打ち首獄門だ!
(ああ、またしても辛口だ!でも金メダリストを冒涜するとは許せん!)

春先取り

fukusia.jpg

冬が戻ったような一日でしたが、部屋の中のフクシアは春です。

Lady’s eardrops

ご婦人の耳飾りという意味かな。花言葉は「激しい心」、「愛を信じます」
小さなバレリーナの衣装みたいです。

忠犬

「はっぱと、更新さね」
と社長に指摘され、仕方なくパソコンに向かう蛙です。
ところで、葛巻語で「はっぱと、更新さね」って言いますか?
もしかしたら、花巻語?水沢語?山形語?
それとも、私がいつの間にかあみだしたのか...
「さっぱり更新しませんね。」のつもりです。

ノエルホームのホームページに、
「毎日更新!社員ブログ」
なんて書いたばかりに、
苦労しますよ。ばかですねえ。

でも、細目にして見てごらんなさい。
「毎日更新!」の後に、「意気込みだけは」の文字が浮かんできますよ。


ネタがないときは、今は亡きたろうちゃんのこと。
太郎のことであれば、朝の連続テレビ小説どころか、大河ドラマも書けます。


太郎は朝と夕2回、お散歩に行きました。
若い頃はたっぷり1時間以上運動しました。
受験生のわたしは、おかげで大学受験に失敗しました。
(パパンは伝書鳩で受験に失敗しました。血は争えないねえ。)

夕方の散歩は私が担当。
冬は暮れるのが早いので、仲間達と走り回って家路につく頃は、
もうまっくら。どんなに寒くても、茶色い体をキュッとして、
元気よく歩く後ろ姿は、暗闇でもなんとなくわかり、
それはそれは、かわいらしゅうございました。

さて翌朝、散歩係は姉。
と、太郎はいつもと違うコースを無理やり歩いていくそうな。
へんだと思いながら好きにさせていたら、いきなり、
道端に落ちていた「手袋」をくわえた!
「汚いから止めなさい!」と言ってとりあげようにも、離さない!
そのまま家まで持って帰ってきました。

そんなことが太郎の存命中、二度ありました。

さあて、賢明な読者のみなさんは、もうお気づきでしょう。
手袋の持ち主は、他でもない私です。
前の晩、落としたのでした。
二度までも、拾ってきた太郎ちゃんの賢さと、
わたしのスットコドッコイさは、永遠に語り継がれていきます。

今は拾ってきてくれる太郎ちゃんがいないので、
わたしも用心深くしなくてはいけないのです。
ううぅ、涙でてきた。

ツェねずみ

宮澤賢治の童話のなかで、好きなものの一つが『ツェねずみ』。

ノエルホームでは工事に入る前に近隣の皆様に、ご挨拶をします。
♪ピンポーン♪ 
今はインターホンやテレビインターホン越しにお話することが、
多くなりました。
「工事期間中、なにかとご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします」
「お互い様ですから、お気になさらずに。」
ありがたいことに、たいていの方が、そうおっしゃってくださいます。

でも、まれに、
「ノエルホームと申しますが、」
「間に合ってます」 ブチッ。(インターホンの切れる音。
けっして、アタシが切れる音ではありません。)
本当の用件を伝えられないので、手紙を投函します。

きっと、連日やってくるリフォームの営業に辟易してるのでしょうね。


ツェねずみは、不満だらけ。いつも舌打ちしてます。
だから、お友達もいなくなり、最後にはネズミ捕りにひっかかる...
ふしあわせなネズミです。

なんにでも満足できたり、楽しめたりするほうが得ですね。
そういう人は運が向こうからやってくる!たとえば、
「間にあってます」と言わずに、玄関を開けると、
その向こうに「べっぴん」が立っているというような運が。ねっ。

昨日からはじまった盛岡市内のリフォーム。
お隣の方は、とっても感じのいい方で、朝から爽やかな気分になりました!
毎朝、会いに行きたくなるようなかんじ。

わたしも「ツェ!」と言わないように気をつけましょう。

おしらせ

わたしの友人、アルトサックスプレイヤーの宮崎勝央さんが、
2枚目のCDを発売しました。
おめでとう!
(絵文字使っちゃったよ、ガラでもない、うふふ)

日ごろ、東京を中心に活動していますが、CD発売を記念して、
現在、全国ツアー中です。
盛岡は3月17日の金曜日。
4度目の来盛になります。

宮崎さんは、(なぜか)熊本県(べつにいいじゃん!)天草出身。
少年のころからのアイドルは、渡辺貞夫さんです。
呼び捨てや、「ナベサダ」などと言うと怒られるので注意が必要。
だから、貞夫さんチックなハートが温まるジャズです。ちょっと、ラテン。
ライブは常にとっても盛り上がります!不思議なパワーがあるのです。

この冬、大量の雪で疲れた心と体に、楽しいジャズライブはいかがでしょう?

2nd アルバム “ESPERANCA” ライブツアー2006
3月17日(金) 19:30開演
盛岡市大通 すぺいん倶楽部 (TEL 019-654-2055)
チャージ3500円(ワンドリンク付)
宮崎勝央(alto sax),星 牧人(piano),佐藤鉄也(bass),平川象士(drums)

宮崎勝央ホームページ


前回のライブの後、安比に行ったときの写真。左が宮崎さん。
九州男児だから、雪に大はしゃぎ。

そのまえの時は小岩井農場で「地吹雪ツアー」をした。雪、堪能。

miyazaki.jpg

スペインの旅、後日譚

スペインのあちらこちらで見かけた、不気味な手のドアノッカー。

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これは、イスラムの魔よけ「ファティマの手」なのだそうですね。
預言者ムハンマドの娘で第4代カリフの妻ファティマは、
慈悲深く、献身的な女性で、イスラムの鑑。
病魔や災難、ねたみから守ってくれるのだそうです。
地中海一帯の国では、よく見られるものだとか。
それで、スパニッシュライツのドアにも、
とうとう取り付けることになりそうです!

じゃあ、これは、なんだろう?

kao.jpg

アルコイでみつけた、竪樋。不気味ィ~。
次の旅行までの宿題です。
ああ、キケとロサナなら分かるかも。先生に聞いてもらおう。

スペイン旅行についてのいろいろなサイトを見ていたら、
耳毛ビッシリ、「ミミゲー氏」と出会った人がいっぱいいる!ってわかりました。
やっぱりねえ、名物爺さんなんだね...
ホアキンさんがホントの名前らしい。アルバイシンに住んでいる。
たくさんのニッポン人に、楽しい旅の思い出を、ありがとう。
絶対また行くから、元気でいて欲しい。


愛ある場所

昨晩は心配した大地震もなく、大熟睡のしあわせ。
シーサー達は今朝、もとの不安定な位置に帰ってゆきました。

さて、つぐみは日中は単独行動だけど、夜はみんなで集まって眠るそうな。
うちのママンのいうとおり、この冬は一丸となって乗り切ることにしたのかもしれない。
「こっちに、エサがあるよ!」とか、「こっちは雪が避けられるよ」とか。
メルヒェンだわぁ。
でもホント、生き残りのための習性だったりして。


今、リフォームをご計画のお客様は、4世代7人家族、
+わんこ(犬のこと)1匹+にゃにゃ(猫のこと)1匹。

この家には、愛があります。お邪魔するたび、あたたかな気持ちになります。
お互いを思いやる気持ちが、言葉にしなくても、
空気で伝わってくるような感じです。

それぞれが真剣な「つとめ」を持っています。
たとえば、孫の少年には「家族を和やかな気分にさせる」というような。

お互いの小さな欠点やしくじりは、大きな思いやりで包み込む。
家族が一緒に力をあわせるから、寒い冬も、つらいことも乗り切れる。
それであたたかな季節や楽しいことを、よりうれしく感じることができるのでしょうね。

仕事という枠から外れても、会いに行きたくなるご家族です。

つぐみちゃん

庭に集まる鳥の中で人気の高いつぐみちゃん。
でも一番人気はシジュウカラちゃんなんだけどね。(我が家調べ)

ちょっと、ボヤっとしていてパッパと飛べないし、つがいのヒヨドリに
追い払われるし、スズメが周りでカシマシくても気にも留めないし、
いつも一羽ぼっちで淋しげなので、ついつい肩入れしてしまいます。

シベリアあたりから、10月頃にやってきて、5月にはまた行ってしまう。
あんなキレのない体型で、遠い旅をするのです...ううっ...

渡りは団体行動だけれども、冬のあいだは単独行動。
と、聞いていたのに、
今日、家のまわりにたくさんつぐみちゃん達が集まっている!
なぜなんだ?
今夜あたり、大地震が来たりして。
シーサー下ろしとこうっと。
(とってもお気に入りのシーサーが、地震が来なくても不安定な場所に
置いてあるのです。ル・ル・ル・ル・ル♪)
「今年は雪が多くて大変だから、みんなで助け合おうって、
決めたんじゃないの?」と母が言います。
そんなメルヒェンな!
きっと、地震だよ、地震。
ホントに来たら、岩手日報とNHK盛岡放送局にタレこもうっ!(無意味)

つぐみといえば、まねしつぐみ“Mockinbird”。
NHKBSで不朽の名作『アラバマ物語』 To Kill a Mocklinbird やってました。
観たかったけど、観られなかった~!
好きな映画ランキング上位に入ってます。(私事調べ)
ゆっくりお茶をいただきながら、大作オールドムービーをみる、
時間と心のゆとりが欲しいわねえ。

通勤の車中で

ヒゲそりをしている男の人達にヒントを得て、
渋滞の信号待ちに、カーディガンの毛玉取りをしました。
100円均一の毛玉とり、Good job!
忙しい朝を有意義に過ごしました。
となりのドライバーが、じっと見るので、
みつめかえして、ニコッと微笑んでやった。ル・ル・ル・ル・ル♪

第二回 スペイン  その18

スペイン旅行最後の一日、マドリッドで、のんびり過ごす。
この日は日曜日だったので、ラストロ(のみの市)へ行く。
カスコロ広場から伸びる坂道を中心に、洋服やアクセサリー、日用品、
骨董から、ガラクタ(本当のガラクタ!)まで、なんでも揃っている。
見ているだけで楽しい。

daidogei.jpg

道端のパフォーマーも多くて、この人は、闘牛士。
お金を入れるとロボットのように機械的に牛にとどめをさす。
お客さんがいないと、ずっと手を上げたままで身動きできないから、
バケツを持って立っているより、つらそうだ。


「ドン・キホーテとサンチョ・パンサとセルバンテスを見に行こう!」
「えっ?セルバンテスって、何の役でしたっけ?」
「いや、セルバンテスは...  いやっ!、それ以前に役って...」
と、サンチョ・パンサ以下のやりとりをしながら、スペイン広場に行く。

don2.jpg

「えっ?ロシナンテに乗ってるのは、サンチョなんですか?」
「いや、ドン・キホーテが乗ってる馬がロシナンテだよ。」
「そうだ、ロシナンテって、やせ馬の設定でしたね。
ロバだとばかり思ってましたよ。」
と、電波少年世代まるだしのやりとりを、

don.jpg

セルバンテスが怒って見下ろしている。ごめん。

最後の日なので、ちょっと奮発してレストランに行った。
オマール海老のパエジャ、

paella-a.jpg

本場でフィデオワ。

paella2-b.jpg


なにからなにまで、おいしかった。
スペイン旅行の印象は?と聞かれると、
いろいろ思いついて困るけれど、
やっぱり、飲むもの、食べるもの、すべてが満足ということか。

おおらかな国、スペイン。
「世界旅行の会」の会費が貯まったら、今度は夏のスペインだ!
また一人、スペイン中毒者が誕生した。

                        おっしまい。

第二回 スペイン  その17

渋谷のハチ公前、盛岡でいうところの「ミスド前」が、
「ヤマモモを食べるクマちゃん前」。
ここで、ベベさんと待ち合わせ。

kumachan.jpg

ベベさんはフランス人だけれども、若いころからスペインに暮らし、
仕事も結婚も子育てもマドリッド。
数年前まで、英語・フランス語・スペイン語を駆使し、
オリーブオイルの会社で大活躍のキャリアウーマンだった。
今は定年退職して悠々自適の生活。

tokeidai.jpg

土曜の夜、外はとっても寒いが、たくさん人が出ていた。
ベベさんのおすすめで、最初に入ったのはスペイン北部地方の料理店。
味噌汁に近いスープがあると聞いたので、さっそく頼む。
発酵した豆のスープ。
しかも具(?)はカブの葉だったので、味ばかりでなく、
見た目にも、ザ・味噌汁!
そのほか、アサリの酒蒸しのような料理とか、
白ワインは...

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ガリシアのリベイロ。
こんなふうに盃(さかずき)で飲んだりして、なんとなく日本を思わせる。

目の前に食べるものがなくなると、
「ハイっ!次!!」
と行って、さっさと会計し、店を出る。
そして、すぐとなりの店へ。
そこでも、きっちり料理を食べ、ビノを飲み、しゃべり倒し、
「ハイっ!次!!」
そして、すぐとなりの店へ。これぞ、ザ・はしご!

champinon.jpg

その店はマッシュルームの店。
メニューはマッシュルーム、「チャンピニョン・ア・ラ・プランチャ」だけ!
ワインともビールとも相性がいい。おいしかった!
BGMにキーボードの生演奏があり、スペイン人なら誰もが知っている曲を
次々に演奏する。はじめて聞く曲だけれども、なんとなくなじむので、
私たちも、店じゅうのお客さんも盛り上がった。
言葉も通じない、全然知らない人どうしでも
楽しく親しくなれた気がした。

yopeco.jpg

酔っ払い集団。
認めたくないが私も酔っていたので、この日の写真は、ブレまくり。

さんざん、飲んで食べて、このあと向かった先が、

ザ・チュロス専門店!

おそらく深夜3時。それでも店は大変な混みようだった。
「チュロスは、なんと言ってもここのが一番よ」と、
得意げな、ベベさん。
チュロスの定義はスペインの朝食、もしくは飲んだ後、食べるもの。
しかも、たっぷりのあま~いホットチョコレートをつけながら、いただく。
残そうものなら、「ダメっ!飲み切らなきゃ帰さない!」と、
ベベさんが言うので、この日、私は一生分のホットチョコレートを飲んだ。

ベベさん、64歳。
アタシ、64歳になったとき、ベベさんみたいにタフでいられるだろうか。

第二回 スペイン  その16

スペインの滞在期間が少ないなら、迷わずトレドへ行きなさい。
と、いうらしい。
NHKBSの番組「世界街歩き」は、カメラを目線で、
歩きながらずっとまわしているので、
臨場感があっておもしろい。
トレドの回をみて、ぜひ行きたいと思った。

曇天。
マドリッドから、バスでは1時間15分ほど。
阿川弘之ほどではないが、乗り物好きなので、
ここはアベAVEで行く。
アベは時速300キロを誇る新幹線。
新しいので、設備も内装も充実していて、
まるで飛行機にのっているよう。

renfe.jpg

新幹線は頭から撮らないと、なんのことやらわからん。
renfeは国鉄の意味。

toledo3.jpg

toledo.jpg

toledo2.jpg

ガスがかかっていて、見通しが悪いのが残念。
でも雨にぬれた石畳は趣があっていい。

トレドの旧市街も、やはり城塞都市ということもあって、
迷路のように入り組んでいる。
車1台がやっとの道が多い。
人が2人並んで歩くのがやっとの道も。
そんな狭い道の両側の壁という壁にハトがいる。
うっかりすると、別の雨が...

asiba.jpg

世界遺産を守るため、道も建物も修復は古く見せるようにするそうだ。
訓練を受け、資格を持った人が工事をする。
足場の一部。
四方に組めるのが面白い!!と思って写真を撮っていたら、
頭上にハトが...

蟻地獄

降り続く雪。
週間天気予報も、ずっと雪だるまマーク。

静かな夜、かいても、かいても降る雪。
雪山は、背丈をはるかに越えている。
何かに似ていると思った。

『砂の女』だ!

雪かき要員、落ちてこないかしら...フッ・フッ・フッ・フッ・フッ...

第二回 スペイン  その15

グラナダからバスでマドリッドへ。
雨模様。
一年を通して降水量の少ないスペインで、
雨に降られるという貴重な体験。なんてラッキーなんだ!

所要時間は5時間ほどだが、窓の外は
最初から最後まで、ずーっと、ずーっと、オリーブ畑だった。
そうそうオリーブオイルで揚げる「天麩羅」は、
カラッと揚がって、おいしいそうだ!

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マドリッドに着いてすぐ、ホテルのとなりのバルへ。
写真はそこで出会った親子。チビくんは、
あやしい東洋人が気になって仕方ないらしい。
「うちで秋田犬を飼ってるんだ!」と父親が言っていた(そうな)。

親日家が多い。

「私は柔道を習っている」
「昔、空手をやっていた」
「彼氏が合気道を習っている」
「ニッポンのアニメが大好き」

と旅の途中で何度も言われた(らしい)。

アニメといえば、「ドラえもん」を放送していた。
ジャイアンは、♪おれはジャイアン、ガキ大将~♪
のかわりに第九を歌っていた。
第九はEUの歌なんだって。知ってた?
ちなみに、「どらえもん」と入力して変換すると、
はじめから、「ドラ」はカタカナ、「えもん」はひらがなで出る。知ってた?
「ドラえもん」はすごい。時間も国境も越える。


夜、雨の中、傘もささずに、タブラオへ行く。
「ラス・カルボネラスは若いダンサー中心だけれども、
観光客なれしすぎてなくてオススメよ。」と
地元に住む先生の友達のベベさんがアドバイスしてくれた。

この日、ダンサーは4人。
若くて美しい娘さんのダンサーはきれいだったが、
熟女の妖艶な踊りも迫力があって、すばらしかった。
ちなみに熟女は一度で変換できない。知ってた?(造語なんだね)。


そして背の高いハンサムな男性ダンサー。
力強く、軽く、速く、何かが憑いているかのよう。
フラメンコのうまい、ヘタは到底わからないけれども、
圧倒される何かがある。その神がかったオーラがドゥエンデだ。
ジプシーの自由で楽しい生活、けれども安住の地がない不安。
迫害された悔しさ、悲しさ。そういう歴史から生まれたものだ。
その血が流れている者しか表現できない世界だ。

あまりの激しい踊りに彼の歯がとれた。
フラメンコの踊り手は、歯がボロボロになるそうだ。

撮影禁止ではなかったが、写真を撮ることも忘れてしまっていた。

第二回 スペイン  その14

通りにはすでにたくさん人が出ていた。
お祭りがはじまる前のワクワク感が伝わってくる。
私たちも一度ホテルに戻り、パレードを見るために、
さらに1枚セーターを重ねて、出直した。

20070421165150.jpg

道の途中、ギター製作の工房がいくつもある。
そのうちの一つ、「Antonio Raya Pardo」さんの店に入ってみた。
大工道具とはまた違う、いろいろな道具があって興味深い。
Pardo氏も弟子の若者もとても感じよく、
「どうぞ、自由に弾いてみてください」と言ってくれたが、
旅の恥とはいえ、ギターは弾けない...
先生が弾いてくださった、味わい深い「アルハンブラの思い出」。
夕暮れのアルハンブラを思い出して、ジ~ンとした。

20070421165323.jpg


1月6日は、東方の三賢人が星の導きで、
ベツレヘムに生まれたキリストを見つけた日。
スペインではクリスマスよりも、この日を盛大に祝う。
通りの人はさらに数を増し、パレードが近くまで来ている気配。

最初にホンモノのゾウさんが歩いてきた!この寒いのに!
その後、次から次へと、作り物の巨大なゾウやライオン、
お姫様の乗った馬車がやってくる。

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馬車から、お姫様や賢人たちが、沿道の人にむかって飴を投げる!
写真の手は、飴を取ろうとする人達の手・手・手!
おとなも子供も(私も)我を忘れて、夢中になった。

私たちの前に立っていたスペイン人のご夫婦が、
何度も振り返って、いろいろ話しかける。
全然通じてないのに、一方的に話しかけてきて、
アハハハと笑って、とにかく楽しそう!
「次の山車は期待できそうだぜ!」とかなんとか言っているらしい。
陽気だ!大好き!スペイン人!


道端の賢人達。このあと、飴をくれた!

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パレードはまだ続いているけれども、寒いし、おなかがすくし、
アルコールが恋しいので、食事へ。
どの店も混んでいて、ゆっくり座れそうな店を探すと、
どんどん通りからはずれ、寒さが募る。

やっと入った店の熱々Sopa de Ajo(にんにくスープ)。
生ビールやビノ以外でも五臓六腑に染み渡る飲み物があるんだ!

食事が終わっても、まだ街中、お祭り騒ぎ。
紙ふぶきが道を埋めつくしている。
ウキウキした気分でホテルに戻ると、
ロビーには静かに賢人に見守られた幼子が微笑むように眠っていた。

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第二回 スペイン  その13

グラナダ物語のつづき

一日たっぷりアルハンブラ宮殿で過ごし、
今度は夕日の中のアルハンブラを見るためにアルバイシンへ行く。

バスが1台やっと通るくらいの道幅。
通行人は車が通るとき、白い壁にピッタリ寄りそう。
城塞都市として設計されているので、迷路のようになっている。

バスには宮崎駿のアニメに出てきそうな超高齢の御夫人が乗っていて、
運転手と大きな声で話をしている。いつもこのバスを利用しているようだ。
まわりの乗客も大笑いで、そのバトルに加わるので、
バスの運転手は、さらに調子づいて後ろを振り返ったり...
わたしたちが、ハラハラしているのを見て、
うれしそうにさらにアグレッシブな運転をしてみせた。
サービス精神旺盛!大好きだ、スペイン人!

展望台にはすでに人が集まっていた。

gypsy.jpg

ギターとパーカッション、女性ボーカルが、時には激しく、
時には物悲しく、感情の浮き沈みそのままのジプシー音楽を奏でる。

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アルバイシン犬。
流浪の民の音楽に耳を傾け、その数奇な歴史に思いをはせている。
(本当は夕飯まだかな?と思っている)

シエラ・ネバダ山脈を背景にしたアルハンブラ宮殿。

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冬だからこそ見られる白い山並みだ。

まもなく、日が落ち、

alhambra2.jpg

白い山に薄く紅がさす。

そしてさらに、

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アルハンブラという名の地ビール、後ろにアルハンブラ宮殿。
まわりの外国人観光客に笑われた。えへへ。

哀愁のジプシー音楽をBGMにグラナダの街は暮れ、
家々に明かりが点り、
三角帽子を被った(へたくそな)ジャグラーが、
お手玉をジャグリングして(は、落とし)、

 「ああ、なんて安野光雅なんでしょう」と思った。

第二回 スペイン  その12

アルハンブラ物語のつづき

さいしょに入ったのが、下の写真の「カルロス5世宮殿」
レコンキスタ完了後、スペイン国王が当時のルネサンス様式で建てた。
だから、ここはヨーロッパという感じ。
それで写真を撮ろうとしたが、あまりのスケールの大きさに断念した。
アルハンブラは素人がデジカメなんかで撮ってはいけない!
すばらしい写真集はたくさん出ているのだから、
ここは、自分の記憶に焼け付けることに専念しようと決めた。

というわけで、細かい装飾なんかの写真はあるが、
アルハンブラ宮殿内の写真は極端に少ない。

carlosv.jpg

albayzin.jpg


アルハンブラからのぞむ、アルバイシン。
季節がよければ、もっとクリアーに見えたかもしれない。
すこしガスがかかっていた。
史跡旧跡より、「生活が見える」旅を目的としている私は、
本当はアルハンブラよりアルバイシンを歩くほうが性に合っていると思う。

とはいうものの、宮殿はすばらしかった。
他宗教だというのにそのままを受け入れるスペイン人。
何度かの戦争で荒れても、緻密な修復によって再建していく。
そして『アルハンブラ物語』を書いたワシントン・アービング。
美しいものに敏感な人たちに守られて、この幻想世界が存在する。
まさに、ザ・世界遺産!

neco.jpg

アルハンブラネコ。
ここで暮らしているんだろうか。なんて幸せなヤツ。
きっと、W・アービングの知らないことまで知っているぞ、このネコ。

rose.jpg

咲き残りのバラ。あんまりきれいなので撮った。
花や緑で満ちた季節のアルハンブラは、
もっともっと、いいんだろうな。
月夜のアルハンブラとか...月のない星降る夜も...

次の旅はアンダルシアに焦点をしぼった旅にしよう!
というより、ええい!住んでしまえ!(という勢いだ!)


        グラナダ物語は、まだ続く(タイトルが変わった)

2月のおはな

昨晩からずっとエラー続きのドリコムめっ。
堪忍bagのヒモが切れるっ。
ああ、そうそう、お買い物袋、有料化しようよ!
というより、「それがあたりまえっ」という感覚でなくちゃダメですよね。

スペインの街はお店も、地下鉄や歩道なんかも、けっして
ハンディキャッパー対応には出来ていなくて、
それでも、いたるところに車椅子の人がいました。
「どうやって、ここまで来たんだろう?」という場所にも。

車椅子を使うフランス人から聞いたという話。

段差などに行き当たると、近くにいる人たちが、
ワッーと寄ってきて、みんなで持ち上げてくれるのだそう。
特に頼まなくても。
バスに乗り込むときなんかも、子供達がとんできて、
手を貸してくれるのだそうだ。
それを「あたりまえっ」と思う感覚にならなくては、ニッポン人も。

東横インだけ責められた話じゃないでしょうに。
身障者用の駐車場に堂々と車とめてる健常者なんて、
ムチ打ち刑でもいいよ。それを見て見ぬふりだって同罪。

ああ、辛口になってしまったわ。
でもハード面より、子供のころからの教育にもっと力を入れるべきですよね。
環境問題も福祉問題も。

hana-feb06.jpg

昨日は今年最初の「おはなの日」。
雛人形に見たてたアレンジメントです。
プリザーブドなので桃の節句を過ぎても、そのまま飾ってしまいそう。

いけない!嫁き遅れてしまうわ!
えっ?これ以上、遅れようがないだって?許さん!

第二回 スペイン  その11

アルハンブラ宮殿は入場制限があるのでチケットは予約したほうが安心。
ところが偽チケットが出回っていることがわかり、売り場が大混乱していた。
当日券はすでにないという話だったが、行ってみると予約券の人達は長蛇の列で、
行き当たりばったり旅行・当日券派の私たちは、あまり待たずにすんだ。

入口で背の低い怪しげな老人に話しかけられた。日本語で!
彼は何年か前まで現役のフラメンコギターの弾き手だったそう。
日本にも何度か行ったので、日本語が話せるようになったのだそうだ。
カバンから写真だの、プリクラだの、いっぱい貼ったアルバムを出して、
一つ一つ説明してくれたが、どの写真も、きれいなニッポン女性と
撮ったものだった!!さすがスペイン男性!!!
演奏旅行ぐらいで、あんなに話せるようになるとは思えん!
外国語の習得には恋人を作るのが一番ってのは、ホントだ!

ふと、彼の耳に目をやると、びっくりするくらい、
ギッシリ耳毛が!
「こんなにギッシリ生えているのに、よく音が聞こえるものだ。」
と、感心した。

ミミゲー氏と写真を撮りたかったが、シャッターを押した瞬間、
法外な金額を要求されるかもしれないと思い、やめた。
私たちに、日本の思い出を語るだけ語って、
また、次のターゲット(ニッポン人)を求めて、去っていった。

               アルハンブラ物語はまだ続く

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蛙啼音

Author:蛙啼音
理想の「住みよい家・心地のいい庭」を求めて日々、勉強中。
おはなのこと、ギターのこと、おいしい話など、心に浮かぶことをとりとめなく...

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