夏至

せっかくの夏至だというのに、太陽は夕方やっと顔を出したくらい。
気象庁の面子をたてて、梅雨らしい一日でした。

昨日は、杜の都仙台へ、新商品の発表会に行ってきましたの。
雨に濡れたケヤキの緑が、とてもとても美しかったです!

それでせっかくだから、仙台散歩。
東北大学片平キャンパスの中の、古い建物探訪をしました。
ノエルニュースで紹介していく予定です。

「ニッポン★アイビー化計画への扉はこちら!」
という感じ。アイビーじゃないけど。甲子園のと同じツタ?

tutatuta.jpg

夏涼しく、冬暖かそうです。でもきっと、ゲジわんさか。

菊田一夫記念館

ノエルニュースの特集「シリーズ建物探訪」②は、
菊田一夫記念館を取り上げました。

菊田一夫記念館 奥州市江刺区大通り

菊田一夫について。
戦前から演劇界で活躍した脚本家。『君の名は』や、
林芙美子の『放浪記』の脚本など多くの作品を残しています。
第二次世界大戦直後、家族とともに江刺に疎開。
身を寄せていた宿の窓から見える岩谷堂町役場の、
とんがり帽子の赤い屋根が、ラジオ放送劇『鐘の鳴る丘』の
モデルと言われています。

というご縁で、江刺区に記念館があります。
それが、下の蔵。

kictakazokinencan.jpg

明治後期に建てられた蔵は、左右対称に2棟。
建築主の小原氏は木炭販売業やビールの木函製造業を営んでいました。
東の蔵には百一体の観音像が祀られ、西の蔵は穀倉でした。

kictakazokinencan2.jpg

この界隈には「白壁」や「なまこ壁」の土蔵が多くあります。
その中で当時、かなり洒落た建物だったでしょう。
赤レンガ・焼き締めレンガの2種類のみで、
オランダ積みという工法で積まれています。

kictakazokinencan3.jpg

上の写真は、この記念館の事務所。現代の建物です。
蔵の雰囲気を生かしたデザインで、とてもすてき。
江刺や水沢の町並みをみると、
古きよき時代の意匠を取り入れたものが多く、感心します。

花巻・市民の家

ノエルニュースの特集として、3月1日号から「シリーズ建物探訪」をはじめました。
でもノエルニュースは限られた方にしか、お配りできないので、
ブログにも記事にして残します。
どんな建物を取り上げるかというと、
保存建物とか文化財の指定を受けているようなものばかりではなく、
心の琴線にふれる「たてもの」全般。

花巻市民の家:花巻市材木町 材木町公園内
ずっと前から、通るたびに気になっていたのでした。
どういう気になり方かというと、
NHK少年ドラマシリーズのSFモノのような...
ずっと昔から知っているかのように錯覚...
祖母が花巻なので、わたしのDNAがうごめくのかもしれない...

hanamakiyakuba.jpg

花巻市役所に問いあわせたところ、担当の人も詳しくはわからない様子。
でも、親切に調べてくださいました。

昭和3年、周辺の村が合併して新しい花巻になったので、
庁舎を建設することに。
場所は、今の市役所がある場所で、当時は小高い丘の上
という感じだったそうです。
青森の国有林の払い下げを受けて作った、総ひのき造りの、
木造の庁舎です。
昭和45年に、さらに合併して花巻市になったのをきっかけに、
現在の新しいコンクリート造の庁舎を建設することになり、
役目を終えた木造の庁舎は、中央の部分を、
材木町公園内に解体移築しました。
詳しい資料が残っていないので、
設計者・施工者はわかりません。
宮澤賢治が亡くなったとき、草野心平ら詩人仲間が集まって、
この建物で追悼集会をしたとか...

まだ昔の話を覚えている方が、お元気なうちに、
この建物についての物語をまとめて、
後世に残してもらいたいですね~。

青い森小旅行記 3

秋田県小坂町。
現役で使われている芝居小屋としては日本最古の「康楽館」があります。

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小坂町は明治時代、鉱山で発展した町。
この芝居小屋はそこで働く人々の厚生施設として作られました。
ちょっと面白い和洋折衷の建物。
というか、当時の日本人の「“思い込み”西洋」の解釈です。
ちょっと笑える...
一度は使用されなくなりましたが、復活して今も現役。
寅さんに出てくるような旅まわりの一座が、
ここで興行します。中にも入ってみたい。
が、またの機会に。

ここは公園になっていて、朝が早いので散歩の人が一人ふたりだけ。
その敷地内に、

kozanjimusyo.jpg

明治38年建設の小坂鉱山事務所。
この建物を見れば、いかに小坂鉱山が繁栄を極めたかが分かります。
本当に豪華!!つい先ごろまで事務所として使われていたそうです。

ルネッサンス風のデザインですが、一部イスラム風だったりして、
これもちょっと、お茶目で笑える...
多国籍建物です。
中は現在は資料館。
モダン衣装室もあってドレスを貸してくれるのだそう。
ひそかに年甲斐もなく、
コスプレ願望がある私にはたまりませんねぇ~。
でも、これも朝早いので空いてません、またの機会に。

tenshikan.jpg

天使館です。
昭和初期の建物。鉱山で働く人の子供達が集まる保育園。
これもなかなか趣のある建物です。
やはり、つい最近まで使われていました。

これらは「明治百年通り」にあります。
共通するのは、現在も使われている、
もしくは近頃まで使われていたっていう点です!
人が使っている建物は「生きている」感じが伝わってくる!
ような気がします。
資料としての建築物は美しくはあっても、「飾られている」
というような印象です。
その違いは大きいなあ。
やっぱり建物は「使われて」輝く!

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蛙啼音

Author:蛙啼音
理想の「住みよい家・心地のいい庭」を求めて日々、勉強中。
おはなのこと、ギターのこと、おいしい話など、心に浮かぶことをとりとめなく...

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